【爪がジンジン痛む】硬化熱や甘皮処理が原因!?お客様に爪が痛いと言われる原因や対処法は?
【硬化熱や甘皮処理が原因!?お客様に爪が痛いと言われる原因や対処法は?】
サロンでのネイルアートやセルフネイルなど、ジェルネイル施術をする際に途中で「爪がジンジンと痛む!」、とお客様に言われたり自分で感じたりすることってありませんか。
怪我をしているわけではないのに、または薬剤が染みるという痛さでもない、謎の「ジンジンする痛み」。
ジェルネイルを長く続けてきた人からすると、「あるある話」でもありますが、ネイルを始めたばかりの人やお客様からすると、痛みは不安・不快にかわることも。
そこで施術中に爪がジンジンする理由や対処法を知っておくと、お客様にも説明ができて納得してもらえます。
本記事では爪が痛む理由や予防策、対処法をくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【施術中 爪がジンジン痛む理由は?】
まず、ネイル施術中に突然あらわれる「ジンジン痛」の理由と原因をみていきましょう。
<硬化熱>
もっとも多い理由と言えるのが「硬化熱」です。
経験ある人も多いのではないでしょうか。
これは、自爪に乗せたジェルをLED / UVランプで硬化させる際に起こる現象です。
ジェルが光によって固まると同時に熱が発生する化学反応で、素早く数秒で硬化し始めるLEDライトがもっとも硬化熱を起こしやすいといえます。
痛いよりは熱いという感覚に近い場合は、ほとんどが硬化熱によるもの。
ライトから手を出すと痛みはおさまることが多いです。
メーカーやカラーなどによって、ジェルの固さなどテクスチュアが違う場合、柔らかめのジェルが硬化熱になりやすいともいわれます。
セルフでジェルを分厚く乗せる人も、硬化熱が起こりやすいので要注意です!
そして、自爪が薄い人は硬化熱をかなり感じやすい傾向にあります。
爪を強く押されたような激痛を感じる人や、ゆっくりとした鈍痛を感じる人まで感覚はさまざまです。
しかし、人によってはまったく硬化熱を感じない人もいるので個人差はあるといえるでしょう。
<ジェルによる爪の縮小>
ジェルを乗せて硬化したあと、爪を押すとジンジン痛む場合は、ジェルによって自爪自体が収縮されている可能性があります。
硬化熱と同じくライトでジェルを硬化させる際に、自爪がジェルに引っ張られている状態で、本来の爪の形が変わることによって痛みが発生する現象です。
ジェル初心者や、柔らかな自爪の人によく見られる傾向といえるでしょう。
爪の縮小による痛みは、ジェルネイルを続けることによって減少していく可能性があります。
またもともと巻き爪の人がジェルを乗せた場合、さらに巻きが強くなりジンジンする場合もあります。
この現象は、フットネイルでみられることが多いです。
<甘皮処理によるもの>
ネイルサロンやお客様に対して、もっともNGな行為となってしまうのが甘皮処理による痛みです。
そしてセルフネイルでも、ついつい甘皮を押しすぎたり切りすぎたりする場合によく見られます。
美しく的確な甘皮処理は、ジェルの持ちをよくし爪の育成にもプラスとなりますが、甘皮周りを傷つけることで痛みはもちろん、これから生えてくる新爪がボコボコ変形する原因となりうるでしょう。
甘皮処理の失敗で痛みが伴うと、数日は続くこともあり注意が必要です。
【爪がジンジン痛む時の対処法】
ここまで、爪の痛みに繋がる原因・理由を見ていきました。
次に、爪がジンジン痛む時の対処法をくわしく解説していきます。
<LED / UVライトの照射の仕方>
ジェルを数秒で硬化させるLEDライトは、特に硬化熱が発生しやすいといえます。
特にハードタイプやトップジェルなど、厚みを持たせる塗布をする際にも発生しやすいです。
対処法の基本は、「痛くなる(熱く感じる)前に、ライトから手を出す」こと。
お客様の中には「すぐ出したらジェルが半生で固まらないのでは?」と質問する方も多いようです。
しかしジェル硬化は、トータルの時間でOK!
手を入れたり抜いたり交互に行おうが、ずっと入れっぱなしであろうが、トータルで30秒〜1分(基本)照射されていれば問題ありません。
ライトに入れてはすぐ出し、また入れる……。
これを繰り返すことで、痛みや熱さが軽減するので、ぜひお客様に説明しながら伝えてみましょう。
また、時間はかかりますが、いつも痛くなりやすい指だけUVライトで数分かけてゆっくり硬化させる、という方法もあります。
これは巻き爪ぎみの人にも有効な方法です。
最近ではLEDでも硬化熱軽減ライトなどもあるので、そういったものを選ぶのもよいでしょう。
<甘皮処理しすぎない>
甘皮処理、ネイルケア時は慎重に行いましょう。
・リムーバーやお湯などを用いて、しっかりと甘皮周りをふやかしてから行う
・甘皮を切らない、角質(ルースキューティクル)を取り除くだけにとどめる
・ニッパーを使わず綿棒などで角質をとる
・ケアは1ヶ月に1回ほどに抑える
甘皮は基本的には、プロネイリストではない場合、切らずに柔らかく押し込むだけでよいでしょう。
<ペラペラ爪に栄養を>
薄くなってしまった爪の場合、かなり硬化熱を感じやすい場合が多いです。
しっかり自爪に栄養を与えるのも予防策といえるでしょう。
ジェルをつけたまま、美容液やオイルなどの保護・栄養剤を毎日塗布してマッサージするのも有効です。
そして、爪にはタンパク質やカルシウム、ビタミンなど内側から取り入れることも大切♪
日頃の食生活で爪を育てていくのもひとつの方法です。
また、思い切ってジェルネイルをお休みして、本来の健康な自爪に戻すのもよい方法。
しかし、そうなると数ヶ月以上かかってしまうので、普段からネイルをしている人には悪夢……。
そんな場合は、自爪を傷つけずプロテクトしてくれるノンサンディングジェルを使用しましょう。
オフ時などで自爪を痛めないように注意!
【まとめ】
今回は、施術中に爪がジンジンする理由や対処法、予防策をくわしく解説していきました。
自爪のジンジン痛には、硬化熱や甘皮の処理のしすぎ、ジェルによる爪の縮小など、さまざまな理由が考えられます。
なぜジンジンと痛むのか、原因を知ることで的確な対処や予防へとつながるでしょう。
また、お客様に施術する場合には細心の注意を払うきっかけにもなり、硬化熱の場合には説明もでき、納得していただけます。
ぜひ、本記事の方法を参考にしてみてくださいね。
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