どんな店舗が望ましい?ネイルサロン開業を成功に導く立地選び
ネイルサロン開業で重要なのが「立地」です。
立地のポイントはズバリ「集客力」と「コスト」です。2つの条件を兼ね備えた物件探しが開業の第一歩です。
ネイルサロンのようなサービス業では立地が成功を左右すると言っても過言ではありません。
開業を失敗しないためにもネイルサロンに適した立地選びのポイントを知っておきましょう。
ネイルサロンを開業するのにふさわしい立地条件とは
ネイルサロンの開業スタイルは「店舗型」「自宅型」「レンタルスペース型」の3つがあります。
店舗型ネイルサロンに求められる立地条件は「ターゲット人口」です。ネイルサロンがターゲットとするのは主に20~40代の女性です。
店舗にふさわしい立地とはこの年齢層の女性が多く集まるエリアとなります。
OLが集まるオフィス街や水商売の女性が集まる繁華街などは、多くの集客が見込めるでしょう。
自宅型ネイルサロンは自宅が店舗となるため、立地を選ぶことは不可能です。
自宅型の場合は立地に合わせた経営スタイルを選ぶことがポイントになります。
専業主婦が多いエリアなら昼間に人を集めやすく、共働きが多いエリアなら仕事終わりの午後や休日に人を集めやすくなります。立地の特徴をつかむことが成功につながります。
レンタルスペース型ネイルサロンはビルやマンションの上階などにあることが多く、道行く人に見つけてもらうのは簡単ではありません。
人通りの多さよりも駅からの近さや入りやすい雰囲気などを重視して立地を選びましょう。
ネイルサロン開業にふさわしくない立地条件
集客力が低い立地はネイルサロン開業に向いていません。
人通りが少なく活気が無いエリアではターゲットとなる女性の数そのものが少なく、看板を見て入店してくれるフリー客は期待できません。
予約重視の経営スタイルであれば人通りの少なさはマイナスにはなりませんが、開業から安定した予約客を獲得するまでは苦しい経営を強いられます。
女性が立ち入りにくい雰囲気のエリアも立地としてふさわしくありません。
治安の悪いエリアや騒々しいエリアなどは一般の女性は立ち入りにくく、ネイルサロンを開業しても来客は見込めません。
賃料は安くても女性が気軽に来られない立地は避けてください。
開業にあたって無視できないのがコストの問題です。
女性客を集めやすく繁盛しそうなエリアでも、高い賃料が重い負担になれば経営を圧迫する可能性は高くなります。
ネイルサロン経営には賃料以外にもいろいろとランニングコストがかかります。
客足は多いのに儲からない、という事態を避けるためにも一日あたりの売上見込みに見合う賃料相場の立地を選ぶことが大切です。
提供したいサービスとターゲットがミスマッチだと開業に失敗する確率は高くなります。
ギャル向けの派手なネイルを提供するネイルサロンは閑静な住宅街には不向きですし、高年齢層に喜ばれる落ちついたネイルは水商売中心の繁華街では人気が出ないでしょう。
提供予定のネイルによって立地の価値は全く変わってしまいます。
自分が得意とするデザインはどのターゲット向きなのか。
どんなサービスを提供したいのか。内容に合わせて立地を選んでください。
初めてのネイルサロン開業ならレンタルスペースがオススメ
駅近で、手軽に始められるネイルサロン専用のレンタルスペースは、初めて開業をする際にオススメの物件です。
レンタルスペースにはネイルサロン専用スペースも提供されており、ネイルサロン開業に必要な家具や設備が一式そろっているので、設備投資にかける資金を大きく節約できます。
店舗を借りて本格的なネイルサロンを開業すると、初期投資だけで最低でも300万円は必要ですが、レンタルスペースなら手持ちの道具や消耗品など数万円の初期費用でOKなのでお金のない方でも開業可能です。
最初からネイルサロンを前提にスペースが設計されているので室内デザインは清潔で明るく、お客様を不快にさせること無くサービスを提供できます。
レンタルスペース業社は借り手が見つからないと経営に行き詰まってしまいます。
借り手が見つかるようにマーケティングを重ねた上で、ネイルサロン開業にふさわしい立地が選ばれているので安心して開業できます。
レンタルスペースなら週2回だけ、月1回だけといった変則的な形で営業することも可能です。
複数のレンタルスペースを併用して毎日違うエリアでネイルサロンを開業することもできます。
自分のペースに合わせて営業できるので、レンタルスペースは副業でネイルサロンを開業したい方にも向いています。